プロジェクト推進支援(PMO)
主に情報システム開発および導入のプロジェクト運営支援としてPMOの立場でプロジェクト運営をお手伝いいたします。
・今の仕事に不満を持っていて、現状を変えたいと思っている
・給料をアップしたい
・エンジニアとしての将来が不安だ
・キャリアアップをしたいが、何をしたらいいかわからない
・PMOに興味がある
・PMOとして仕事をしたい
第1章 一番稼げるIT人材は誰か
第2章 これからはPMOが1プロジェクトに1人必要
第3章 SEとPMOの仕事は何が違うか
第4章 稼ぐPMOになる7つのステップ
第5章 優秀なPMOとダメなPMOの見抜き方
第6章 PMOが最低限押さえておきたいシステム知識とスキル
第7章 システムは言われた通りに作ってはいけない
第8章 どんな時代でも生き残れる実力をつけよう
みなさんは、「PMO」という職業を知っていますか?聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ここでいうPMOとは、プロジェクトマネジメントをサポートしていく人のことをいいます。
とくにシステム構築におけるプロジェクトは、多くの工数と関係者によって成り立っています。
そのため、トラブルやスケジュール遅れなどが起こり、予定通りプロジェクトが進行しないことがままあります。
そこで、重要になってくるのがPMOなのです。
PMOは、課題意識を一致させるとともに、エンジニア、デザイナー、ディレクター、クライアントといった
多くの関係者の意図を正確にくみ取り、プロジェクトを進めていくことをその役割としています。
ときにITに疎いユーザー企業の場合には、ユーザー企業にシステムの説明をすることもあります。
ユーザー企業の要望をベンダーのSEに伝えるといったいわば「翻訳業務」を担えるのです。
実際私はこれまで数十の企業で、PMOとして従事してまいりましたが、いずれの企業もPMOの重要性を感じてくれたところばかりでした。
それだけではありません。
現在、私は株式会社office Rootという会社を運営していますが、
連日のように「優秀なPMOを紹介してほしい」「大型プロジェクトが始まるので、ぜひPMOに入ってほしい」と言われているのです。
しかし、ここで大きな問題があります。それは「市場のニーズに対してPMOが足りていない」ということです。
なぜそうなってしまうのか。
その原因のひとつに私は
「PMOという職業がどういうものなのか認知されていない」「PMOになる方法を正しく知らない」ことがある、と感じてきました。
「社会にPMOという職業をもっと知ってほしい」「企業のプロジェクトを成功に導くPMOを輩出したい」
それこそが、本書を出版しようと思ったきっかけです。
また、PMOになることはユーザー企業にとってメリットがあるだけではありません。
今、エンジニアとして働いている人たちにとっても、「選ばれる人材」となり、エンジニア自身も自信を持って業務に取り組めることになるでしょう。
もちろん、年収アップにつながる可能性も十分あります。これまで、PMOについて書かれた書籍はほとんど出版されてきませんでした。
本書は、PMOとして15年従事してきた私だからこそわかる、PMOという業務のすべてをお伝えします。
本書を読んでくださった方の中から、「PMOを目指したい」「PMOになりました」という方が一人でも多く現れていただけることを期待します。
はじめまして、甲州 潤(こうしゅう じゅん)と申します。
私は、株式会社office Root(オフィスルート)という
PMOサービスの提供をおこなう会社を経営しています。
まずは、簡単に自己紹介をさせてください。
中学時代からパソコン少年だった私は、
高専の情報学科に進学後、SE(ソフトウェアエンジニア)として働き始めました。
ですが、会社員のままだと自分のスキルアップになるプロジェクトを選べないことから、
就職後、わずか2年弱でフリーランスに転身したのです。
フリーランスになった後は、
50~200人規模の、国内大手SI(システムインテグレーター)企業の
プロジェクトに参画する機会が多数ありました。
その中で、疑問に思ったことがあります。
素晴らしいエンジニアが何十人もいるのに、システム開発のプロジェクトがなぜか失敗してしまうケースがあることです。
私は、日々業務に当たりながら「なぜだろう?」とその理由を考えました。
それら2者間においては、お互いの意図がわからず、コミュニケーションのズレが発生しがちでした。
適切な進捗管理をおこなうという「プロジェクト・マネジメント」がうまく機能していなかったのです。
エンジニアのみなさんの中には、
「PMOの経験がないから、仕事につけるかどうか不安」「やってみたいけど、どんな知識が必要なの?」と疑問を持たれるかもしれません。
ユーザー企業のシステム担当者とSEの間における情報伝達やコミュニケーションがうまくいっていないことに気がつきました。
結果的に、ユーザー企業の要望にまったく適っていないシステムが作られてしまっていたのです。
これは、当事者間の問題というより、マネジメントが機能していないことに原因がありました。
顧客の求める成果物をつくるとき、プロジェクトの全体像を把握し、
そのとき、「プロジェクト・マネジメント」をサポートする「PMO」になろうと決意し、今日に至っています。
本書ではその疑問にもしっかり応えています!ぜひ手にとってご覧ください
PMOがそもそもクライアントや市場からどの程度必要とされているのか?
クライアントはどんなPMOを求めているのかなど、PMOの本当の市場価値を
知ることができます。
いざ、PMOになろうと思っても、「どんな勉強から始めればよいのか」「働きながらキャリアを積むにはどうすればいいか」などわからないことも多いはず。本書では、PMOになるための プロセスをわかりやすくお伝えします。
PMOは「なって終わり」ではありません。クライアントから選ばれる、求められる存在に なるためには、エンジニアとしての知識だけではなく他のスキルも必要です。 どんなスキルが必要なのか、スキルを身に付けるために何をすればいいか具体的に解説します。
PMOが活躍する分野はIT系だけとは限りません。さいごに、みなさんがどんなPMOになるべきなのか、現場で15年PMOを続けている甲州だからこそ伝えられる、「PMOの理想像」をお話しします。
全国の書店、オンライン書店にて販売中
2023年9月2日(土) 発売
出版社 : ビジネス教育出版社
著者 : 甲州 潤(株式会社office Root)
発売日 : 2023/9/2(土)
価格 : 1,980円(税込)
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